ほとんどのカーシェアリングサービスは、喫煙車の設定がなく、全車禁煙。タバコセンサーを車両に設置しているため、喫煙の事実は確実にバレます。もちろんIQOS(アイコス)を始めとする加熱式電子タバコも禁止ですしセンサーは反応します。
通常のタバコより臭いは軽減されるものの、ニコチンはしっかり含まれ残り香も強いため、鼻の利いた非喫煙者であればわかります。仮にセンサーが反応しなくても次に利用するユーザーが通報すれば一発で会員資格停止となります。
しかし、カーシェアリング各社は電子タバコに対する扱いについて寛容な姿勢を取り始めました。現在の対応、また今後の動きについて考察及びまとめました。
タイムズカーシェアは電子タバコを含め全車両禁煙
タイムズカーシェアは、厳格に車内での喫煙が禁止されています。
「※電子タバコ含む」という記述がある通り、IQOS、glo、VAPEなど、すべての電子タバコが禁止されています。
また、各車両にタバコセンサーを導入し始めていると2015年に発表しており、喫煙したことはすぐにタイムズ側にバレてしまうようです。
喫煙の事実をタイムズが把握した場合、会員資格は取り消され、タイムズカーシェアを含む、タイムズグループのサービスへの利用に制限がかかります。
オリックスカーシェアは一部車両がIQOSとコラボ
オリックスカーシェアも、基本的に全車両禁煙ですが、一部車両はIQOSと提携し一部車両はIQOSが利用できるようになっています。IQOSだけではなく、他の電子タバコも利用が可能です。
しかし、対応車両はまだまだ少なく、試験的に行っているものと思われます。2018年5月末時点で利用できるのは約50台で、提供エリアは千代田区、中央区、港区、新宿区、品川区、渋谷区、豊島区の一部となります。
オリックスカーシェアもタバコセンサーを導入しており、喫煙が発覚した場合は、入会契約が解除されます。
オリックスカーシェアの車両を利用しているdカーシェアも同様です。
カレコは電子タバコを含め全車両禁煙
カレコも他社同様に、全車両禁煙で、電子タバコも禁止されています。臭いの注意書きもされていますが、車内に臭いが残ってしまうと、喫煙をしたと疑われてしまう可能性があるので気をつけましょう。
かつては、期間限定で一部車両のプルームテックの利用を許可していましたが、現在は行っていません。試験的に行っていたのだと思いますが、もしかしたら将来的に、臭いのつかない電子タバコのみ対応していくのかもしれません。
まとめ:カーシェアリングでは電子タバコも含め喫煙できない
カーシェアリングでは、電子タバコを含め基本的にどのタバコも喫煙することができません。オリックスカーシェアのIQOSコラボなどの例外もありますが、利用できる車両もごくわずかに限られ、それを目的に登録するのは現実的ではないでしょう。
電子タバコとのコラボは試験的に行っているため、今後状況をみながら電子タバコ対応の車両を増やしていくと考えられますが、現時点ではあまり期待できません。
また、車外で喫煙をしても衣類などに臭いが残ってしまい、車両に移ってしまう可能性があります。最悪の場合、臭いが残って喫煙したと誤解されてしまうかもしれないため、喫煙後は車内の換気をし、備え付けてある消臭剤を利用しましょう。