ほとんど自家用に近い回数利用している「スズキ・ソリオ」。私がタイムズカーシェアの利用を始めてから、最も利用している車種になります。
私の自宅近辺(東京都東村山市)にはタイムズカーシェアのステーションが1箇所・1台しかなく、それがスズキ・ソリオでした。最も利用頻度が高い場所で選択の余地が無いのは少し残念。また休日は前もって予約を入れておかないとなかなか使うことができません。車の入れ替え等も無いため自宅近辺の設置車両は登録前に確認しておくといいでしょう。いざ登録してみて、なかなか予約が取れないということも私のように起こり得ます。
ここでは初心者向けにタイムズカーシェアの使い方をまとめていきます。
タイムズカーシェア「ベーシッククラス」とは
タイムズカーシェアの車両には、「ベーシッククラス」「プレミアムクラス」の2種類のクラスがあり、登録前の方はこの仕組をまず理解しておく必要があります。言うまでもありませんが、スズキ・ソリオは「ベーシッククラス」です。
ベーシッククラス | プレミアムクラス | |
主な車種 |
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料金 | ショート:206円/15分 無断延長:412円/15分 |
ショート:412円/15分 無断延長:824円/15分 |
ベーシッククラスは、コンパクト~ミニバンが中心で、大きな荷物が運べるキャラバンやハイブリッド車も含まれます。例えばレンタカーの場合、車種によって細かく料金が異なりますが、ベーシックプランでもこれだけ多くの車種を楽しむことができます。
一方、プレミアムクラスには、MINIやAudiなどの外国車や、CX-5、ヴォクシーなどファミリーカーが含まれます。プレミアムクラスの利用料金は、ベーシッククラスの2倍ですが、6時間や深夜利用などのパック料金はどちらも同じ金額です。事前の延長は、それぞれのショート料金と同じ金額が請求されます。
タイムズカーシェアの使い方~スズキ・ソリオを借りてみました
何百回と借りてきたスズキ・ソリオですが、初心に返って文字に起こすとしましょう。
タイムズカーシェアアプリからの予約
使う車両の予約は、スマホアプリから簡単にできます。タイムズカーシェアはこのアプリの操作性が高いことも人気の一つです。
上部で利用開始時間と利用予定時間を入力すると、予約可能な車両が表示されます。
私の自宅、東村山駅近辺では、「タイムズ東村山駅西口ステーション」のみ。そして設置車両はベーシッククラスのスズキ・ソリオ。早速予約ボタンをタップします。
予約確認画面に移り、「TCP安心補償サービス」に加入するかどうか聞かれます。1利用につき309円が発生しますが、ロードサービスが付帯し、NOC(休業補償、ノン・オペレーション・チャージ)などが免除されるため余程のことがない限り加入をオススメします。
タイムズカーシェアの魅力はなんといってもこの「TCP安心補償サービス」ですから、短時間の利用であっても必ず加入するようにしています。
ステーション名、車両情報、料金プランを確認します。料金プランは、利用時間に合わせた最適なプランがデフォルトで選択されています。なお、下部の課金予定料金にはTCP安心補償サービスの309円は含まれずに表示されるので、ご注意ください。
追加運転者を追加することは可能ですが、タイムズカーシェア会員である必要があります。追加運転者を登録せずに他者が運転すると、トラブル時に補償などが効かない上に強制退会となるので、絶対にやめてください。
以上を確認したら、「予約確定」をタップします。予約が完了すると登録しているメールアドレスに予約確認メールが届きます。
タイムズの駐車場で貸出手続き
予約した車両がある「タイムズ東村山駅西口」に着きました。タイムズカーシェアのステーションの多くは、このようにコインパーキングに併設されています。
まずは乗車手続きの前に必ず「車体の傷」をチェックしましょう。
今回は無傷でしたが、このように車体に最初から傷が付いている場合もあります(タイムズ所沢有楽町ステーションのマツダ・デミオ)。
スマートフォンを持っている方はそれを撮影しておくと、撮影時刻などが記録されますので後々のトラブル予防にもなります。特に補償に加入せず利用する場合は、「必ず」くまなくチェックしましょう。
タイムズカーシェアの場合、貸出開始は約10分前から可能です。車両後部のガラスにある「TOUCH」と書かれているリーダー部(車両によって異なる場合があります)に、タイムズカーシェアの会員証をかざすことで車が解錠され、貸出開始となります。
車に異常がないか点検をし、問題がなければグローブボックス内にある鍵を取り外します。スマートキーの場合は、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押し、一般的な鍵の場合はその鍵を挿し、エンジンをかけます。
設定した予約時間等がメッセージで表示されます。確認しながらすべて「はい」を選択すると、通常のナビ画面が表示されます。
他の車が間違って駐車しないように、スタンドを元の場所に戻してから出発しましょう。
あとは、予約時間まで自由に使うことができます。
タイムズカーシェアのステーションに返却する方法
要件を済ませてあとは帰るだけという場合は、ナビの「TimesCarメニュー」からステーション返却地までの案内を選択するのが便利です。ナビが返却場所まで自動で案内してくれます。
返却場所まで戻ってきたら、次回利用する人のために車の清掃をします。掃除用具は、多くの場合、車の後ろにあるトランク、もしくはトランクの下にあります。初心者マークやチャイルドシート、車両トラブル時に必要な三角停止表示板もこちらに入っています。
少し面倒ですが、ステーションに駐車する際は、置いてあるスタンドを移動させ、バックで駐車をします。駐車した後は、スタンドを再び車両の前に置きます。
エンジンを切ったあとは、グローブボックス内に鍵を戻します。
エンジンを切り、鍵をグローブボックスに戻すと、このようなメッセージが表示されます。
タイムズカーシェアは、どのぐらい走行したか、どのぐらいの速度を出したか、急加速・急減速が何回あったかなど、運転時のログが残る仕組みになっています。
時速200km/hなど、あり得ない速度を出した場合は、強制退会させられる恐れもあるので、くれぐれも安全運転でご利用ください。
ETCカードの取り忘れ、忘れ物、ライトの消し忘れがないかを確認して、ナビ画面の「確認終了」を押します。
返却できる状態になったら、さきほど貸出開始時にかざした会員証を、再び同じ場所にかざすと車が施錠され、返却完了になります。
万が一、すぐに忘れ物に気づいた場合は、カードをかざすことで再度解錠できる場合があります。忘れ物を回収したあとは、カードを再びかざし施錠します。
返却完了すると、「返却証」という件名でメールが届きます。予約時間よりも早めに返却した際は、実利用時間の料金が請求されます。
タイムズカーシェアは予約から返却まで簡単!安心して利用できる
- 登録前に自宅近辺のステーションを必ず確認する
- ベーシッククラスでも多くの車種が楽しめる
- アプリの予約は非常に簡単
- 309円でトラブル時の自己負担がゼロになる保険に加入できる
- 追加運転者もタイムズカーシェア会員でなければならない
- 貸出・返却はかざすだけ
- ドライブログが記録されているのでくれぐれも安全運転で
- 返却後に忘れ物に気づいたらすぐにカードをかざして解錠
タイムズカーシェアの特に優れている点は、アプリ上で近くのステーションを検索・予約できることです。貸出・返却もカードをかざすだけで済んでしまうのはレンタカーにはない利便性と言えます。
プレミアムクラスも利用方法は一緒で、マツダ CX-5、トヨタ ヴォクシーなどの大きな車や、外国車も用意されています。ショートの場合は、料金が2倍になってしまいますが、パックの場合は、ベーシッククラスと同じ料金になるので、長時間利用の際はプレミアムクラスの車種も選ぶのも良いでしょう。