カーシェアリングの返却を完了してから、うっかり忘れ物に気づくことがあります。各社とも忘れ物をした際の対処方法が用意されていますが、その解錠方法や解錠可能時間は異なります。
複数のカーシェアサービスに登録している方も少なくないはずなので、忘れ物をした際にどのような行動をとればいいのか理解できるよう、各社対処方法をまとめました。
解錠方法 | 問い合わせ先 | |
タイムズカーシェア | 返却完了後1時間以内に会員証をかざす | 0120-24-5037 |
オリックスカーシェア | 返却完了後5分以内に会員証をかざす | 03-5958-3012 |
カレコ | 返却完了後10分以内に専用ページで手続き | 非公開(会員ページに記載) |
それでは各社具体的な方法について比較しながら解説してきます。
タイムズカーシェアの再解錠の方法
タイムズカーシェアは、返却完了後1時間は、再び会員証(ICカード)をかざすことで一度だけ解錠ができます。しかし次の予約が入っている場合など、解錠できないケースもあります。
タイムズカーシェアで忘れ物を回収する方法
会員証をかざして返却完了してから15秒後にカードリーダーが点滅します。点滅している間は1度だけ解錠が可能になっており、返却直後はすぐに解錠することができないようになっています。
忘れ物を速やかに回収したら、カードをかざして施錠してください。
解錠されないケース
- 返却から1時間以上経過した場合
- 1時間以内に次の予約が入っている場合
- 既に1度解錠してしまった場合
返却から1時間以上経過した場合は、自分で予約を入れて回収する必要があります。その場合は、最低でも15分間のショート料金が発生するのでご注意ください。
次の予約が1時間以内に入っている場合は解錠することができないので、次の利用者が来るまで待って事情を話すか、タイムズカーシェア会員専用フリーダイヤル【0120-24-5037】に電話をしましょう。
万が一、1度忘れ物を回収するために解錠・施錠を行った後に、また別な忘れ物に気づいた場合は、新たに予約をするか、会員専用フリーダイヤルに電話をして相談してみましょう。
ライトの消し忘れ、窓を閉め忘れた場合は…?
タイムズカーシェアの場合、返却後の解錠はできますが、エンジンはかけられないようになっています。ライトの消灯は可能ですが、窓の開け閉めは、エンジンが動いている場合でないとできないことがほとんどですので、解錠しても窓を閉めることができなかった場合は、新たに予約をするか、カスタマーセンターに電話をして相談してください。
タイムズカーシェアの問い合わせ先
タイムズカーシェア会員専用フリーダイヤル(24時間対応): 0120-24-5037
オリックスカーシェアの再解錠の方法
オリックスカーシェアは、返却完了後5分以内は会員証(ICカード)をかざすことで、解錠ができます。
オリックスカーシェア(dカーシェア)で忘れ物を回収する方法
オリックスカーシェアの場合は、返却をしてから5分以内までは、会員証をかざし解錠することが可能です。次の予約が30分後に入っていても例外なく解錠できます。
忘れ物を回収したら、カードリーダーに会員証をかざし施錠することで完了します。
スイフトなど、一部の車両は対応していない場合があるので、かざしても解錠されなかった場合は、問い合わせ受付センター【03-5958-3012】まで電話をしてください。
返却から5分以上経過していた場合や、窓の閉め忘れに気づいた場合
まずは、問い合わせ受付センターに電話をしてください。それからセンターの受付スタッフから、どのようなことをするべきか指示されると思いますが、一般的には、センターに電話をした後に自身で15分間の予約を入れます。回収後に再度電話をすると、15分間の割引処理がされ、実質無料で回収できるのでご安心ください。
オリックスカーシェアは予約をした15分前から解錠が可能になっているので、時間になったら会員証をかざし解錠をします。
それから、利用を開始するのと同様に、グローブボックス内にあるキーボックス用キーを、「返却」から「貸出」に回します。窓を閉め忘れた場合は、エンジンをかけてすみやかに窓を閉めてください。少しでも発進すると、割引処理が受けられません。
忘れ物を回収したら、先ほどのキーボックス用キーを「貸出」から「返却」に回し、もう一度不備がないか確認をしたら、カードをかざし施錠をします。
オリックスカーシェアの問い合わせ先
オリックスカーシェア 問い合わせ受付センター(24時間対応):03-5958-3012
dカーシェアでオリックスカーシェアの車両を利用の場合も、車両に関する問い合わせはこちらからできます。
カレコの再解錠の方法
カレコは返却完了後10分以内の回収が可能ですが、他社と少し異なり、会員証をかざさずに携帯電話などから操作をする必要があります。
カレコで忘れ物を回収する方法
返却完了後10分以内に、返却完了時に届くメールに記載されている、「忘れ物対策用URL」からアクセスし、予約詳細画面内にある「忘れ物解錠」ボタンをタップすることで、車の解錠ができます。
忘れ物を回収したあとは、「忘れ物対策終了」ボタンをタップし、施錠ができます。
返却から10分以上経過していた場合や、窓の閉め忘れに気づいた場合
まずは、カレコサポートセンターに電話をしてください。サポートセンターの電話番号が非公開になっているため、ここでは記載できませんが、自身の会員ページから確認することができます。
dカーシェアでカレコの車両を利用の場合は、【042-679-7228 : 2番を選択】から車両に関する問い合わせができます。
まとめ:一定時間内であれば回収可能。それ以上はカスタマーセンターに連絡
解錠方法 | 問い合わせ先 | |
タイムズカーシェア | 返却完了後1時間以内に会員証をかざす | 0120-24-5037 |
オリックスカーシェア dカーシェア |
返却完了後5分以内に会員証をかざす | 03-5958-3012 |
カレコ | 返却完了後10分以内に専用ページで手続き | 非公開(会員ページに記載)
042-679-7228 (dカーシェアの場合) |
カーシェアリング主要3社で忘れ物をした場合の対処方法をまとめましたが、いずれも決められた時間以内であれば、サポートに連絡をすることなくドアの解錠をし、忘れ物の回収ができます。
ただし、一定時間以上が過ぎてしまった場合や、次の予約が入っていて解錠ができなくなっている場合、忘れ物ではなく窓の閉め忘れをしてしまった場合などは、それぞれのカスタマーセンターに電話をして、対応してもらう必要があります。
忘れ物やゴミの放置、ライトの消し忘れや窓の開けっ放しをした場合、他の利用者に迷惑がかかり、会員資格を剥奪されるだけではなく、損害賠償を請求される場合があります。面倒だと思っても、忘れ物やライトの消し忘れなどに気づいたら、速やかに対応を行ってください。