沖縄初心者から運転上級者の方にもおすすめできる「沖縄北部ドライブコース」を紹介します。那覇市内から往復245 kmの長距離ドライブ。走行時間だけでも5時間以上ですが、沖縄の自然と定番の観光スポットをおさえた実りあるコースになっています。
小禄駅からスタートして、主に6つの有名・観光スポットに立ち寄りました。
- 真栄田岬
- 万座毛
- 道の駅 許田
- 美ら海水族館
- 古宇利島
- ちゃんや~
沖縄南部に比べて、北部のドライブコースは高速道路となだらかな道が中心。左手に海を臨みながら走るのはとても気持ちが良かったです。「ドライブ」を目的とした場合は、岬や大きな観光スポットを目安にするのがおすすめです。是非参考にしてみてください。
真栄田岬
まず最初に向かったのは、沖縄本島の中で一番人気のダイビングスポット「青の洞窟」がある、真栄田岬。青の洞窟は「体験ダイビング」として、インストラクター同伴なら資格なしでも潜ることができるため、ダイビング初体験の人にもおすすめです。
そして、真栄田岬には海を一望できる展望台(東屋)もあるため、海に入らなくても楽しむことができます。
駐車台数180台とかなり広めな駐車場は、1時間ごとに100円と有料制。それでも青の洞窟目当てで来る人々が多いため、基本的には混んでいます。風が強い日だと、海に入ること自体も規制されるため客足が少なくなる傾向にあります。
スポット | 真栄田岬 |
営業時間 | 8:30~19:00 |
滞在時間目安 | 15~30分 |
住所 | 〒904-0417 沖縄県国頭郡恩納村真栄田469-1 |
駐車場 | 180台(有料) |
万座毛(まんざもう)
中央から左にかけて広がる崖が「象」に似ていることから、フォトスポットとして有名になった万座毛。透き通る東シナ海を一望、澄んだ空と象に見える岩、素敵な構成の写真が誰でも簡単に撮れる景勝地です。
食事場所はありませんが、トイレや自販機、お土産も購入できるため、ちょっとした休憩にもおすすめです。
万座毛は外国人観光客にとても人気の場所で、国内外のバスツアーが来るため駐車場で渋滞が頻繁に起こります。しかし沖縄ドライブを目的にする場合は必ず立ち寄りたい場所です。
スポット | 万座毛 |
営業時間 | 24時間 |
滞在時間目安 | 30~60分 |
住所 | 〒904-0411 沖縄県国頭郡恩納村恩納2870-1 |
駐車場 | 50台(無料) |
道の駅 許田
道の駅 許田は「日本一人気の道の駅」として知られている場所です。地元野菜や南国フルーツ、農作物の直販所があり地元民にも人気のスポット。
サーターアンダギーやあぐー豚を使ったステーキ、タコライスなど沖縄を代表するメニューも楽しめるためお昼休憩にもおすすめです。なおここで美ら海水族館の割引チケットを購入することもできます。
スポット | 道の駅 許田 |
営業時間 | 8:30~19:00 |
滞在時間目安 | 30~60分 |
住所 | 〒905-0024 沖縄県名護市許田17-1 |
駐車場 | 北側:57台(無料) 許田側:80台(無料) |
美ら海水族館
沖縄旅行の定番「美ら海水族館」は、ドライブに限らず必ず立ち寄りたいスポットです。生き物を扱っていることもあり、毎年のように配置やラインナップ、見せ方が変わるため個人的に何度でも訪れたい場所です。ちなみに、平日早朝はほとんど観光客がいないため一人で「黒潮の海」の大水槽を独占できます。
大水槽横にカフェがあり、そこでモーニングを楽しむのが最高の贅沢。混雑してくると予約しないと入れませんが、早朝であれば予約なしでOKです。
ちなみに、美ら海水族館の駐車場は複数のブロックに分かれており、焦って水族館から遠い(手前)場所に車を留めてしまうと、水族館に着くまで刺すような日差しの中を歩かないといけなくなってしまいます。最も入口に近い、P6・7番駐車場を利用しましょう。
また、水族館の屋外に出れば本物の海を一望できるデッキや植物園、沖縄の伝統芸能を体験できる「おきなわ郷土村」のある海洋博公園に出ることもできるため、一日中ここにいても飽きることはありません。
もちろん、ドライブ中に美ら海水族館に寄るのであれば、美ら海水族館を回りきることはできても海洋博公園のすべてを回りきることはできないので、家族のやりたいことなどに合わせながら取捨選択していくとよいでしょう。
スポット | 美ら海水族館 |
営業時間 | 8:30~19:00 |
滞在時間 | 60分~120分 |
住所 | 〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川424 |
駐車場 | 立体駐車場1000台以上(無料) |
古宇利大橋(美らテラス)
「車で行ける離島」として有名な古宇利島と本島を繋ぐ「古宇利大橋」は近年爆発的な人気を誇る観光スポットとなりました。ちなみにこの写真は「美らテラス」から撮影しており、古宇利大橋の撮影場所としてはベストポジションです。
古宇利島の「ハートロック」を見に行く前に、私たちは美らテラスで古宇利島を見ながら小休憩を取りました。美らテラス内にあるハンバーガー屋「古宇利キッチン」では、変わり種ラフテーバーガーを楽しむことができます。おやつには少し大きいかもしれませんが、シェアしながら食べるのも楽しいですよ。
スポット | 美らテラス |
営業時間 | 11:00~18:00 |
滞在時間 | 15分~30分 |
住所 | 〒905-1635 沖縄県名護市済井出大堂1311 |
駐車場 | 約40台(無料) |
ハートロック(古宇利島)
古宇利大橋の絶景を渡り、古宇利島に上陸後15分ほど車を走らせると、美ら海水族館に並ぶ人気観光スポット「ハートロック」に到着しました。これは名前の通り、波の浸食によってハート形に見えるようになった岩。古宇利島が古くから「恋の島」と言われていることもあり、県内外からカップルが訪れる恋愛スポットです。
実際に、私たちがハートロックに向かった際には、ハートロックの前で結婚式の写真を撮っているカップルも居たほどでその人気が窺い知れます。
なお駐車場からハートロックまで3~5分ほど足場の悪い道を歩くため、できるだけ底の厚い靴を履いて行きましょう。むき出しの岩の上を歩く必要があるため、底の浅いサンダルや素足では歩くのが痛いですし、最悪の場合は岩で足を切ってしまいます。
スポット | ハートロック |
営業時間 | 24時間 |
滞在時間 | 30分~60分 |
住所 | 〒905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利 |
駐車場 | 約100台(有料) |
ちゃんや~
すべての観光スポットに行き終え夕食に選んだ場所は、古宇利島から那覇に帰る間にあり、沖縄最高級ランクの豚肉「やんばる島豚あぐー」のしゃぶしゃぶが食べられる「お食事処ちゃんや~」です。
お店のすぐ隣が浜辺になっており、マングローブのような林と古民家に囲まれた空間で食事をすることができます。沖縄の自然を肌と舌で感じることができるため、ドライブの疲れも取れることでしょう。ただ完全予約制のためアポ無しでは食べに行くことができません。また、お店の周りに街灯がまったくないので運転初心者の方は帰り道注意してください。
スポット | ちゃんや~ |
営業時間 | 17:00~22:00 |
滞在時間目安 | 90分~120分 |
住所 | 〒905-0207 沖縄県本部町字備瀬580 |
駐車場 | 15台(無料) |
沖縄北部ドライブコースまとめ
ちゃんや~で食事を取り終えた時刻は20時。ここから那覇の返却場所に向かって夜道をドライブ。夜中21時半にホテルに到着しました。
ホテルを出たのが朝8時だったので、1日かけてくまなく沖縄を堪能することができました。ちゃんや~の予約時間に間に合わせることを念頭に計画していたため、意外とスムーズに進みましたが、美ら海水族館や真栄田岬でのダイビングなど、家族旅行でもっとアクティビティや観光に時間を費やしたい方にはおすすめできないコースです。
ちなみにあともう一箇所でも追加してしまうと、かなりタイトなスケジュールになってしまいます。このように沖縄には観光名所がたくさんあり、「ドライブ」を目的にした沖縄旅行は幾通りものルートがあって最高に楽しいです。私たちのドライブルートは定番場所を巡ったつもりですが、それでもまだ見どころはたくさんあります。沖縄の距離感とイメージを掴む参考にでもしていただけると嬉しいです。