旅行でカーシェア、アリ?ナシ?計画的な利用方法でレンタカーよりお得に

沖縄の海沿いで撮影したタイムズカープラスのホンダ フィット

今夏、カーシェアを利用して沖縄へ行ってきました。結論、「カーシェアで旅行」は一定の条件下でないとお得にならないことが分かったのですが、移動手段の選択肢としてはアリです。また一般的にカーシェアは「短時間利用」を想定していますが、1日単位で豊富な車種から選択できる面白いサービスもあります(Anyca)。

ただAnycaはレンタカーの性質が強いため本記事では割愛し、タイムズカープラスなどの事業者系カーシェアを例に解説していきます。従来、「カーシェア=ちょい乗り」というイメージでしたが、その手軽さが評価され旅先で利用したり、レンタカーと併用したりすることで、行動範囲を広げることも可能になっています。

カーシェアがレンタカーよりお得になる旅行プラン

カーシェアとレンタカーの料金比較(タイムズカープラスとタイムズカーレンタル)

こちらはタイムズカープラス(カーシェア)とタイムズカーレンタル(レンタカー)の料金を時間別に示したグラフです。「ベーシック」「プレミアム」がタイムズカープラスの料金プラン、「C-◯」がタイムズカーレンタルの料金プランです。使用会社によって若干異なりますが、推移の仕方は同じです。

ここから分かることは、短時間の利用(6時間以内)であればカーシェアがお得、それ以上であれば車種やプランによりますがレンタカーがお得ということです。

つまり、旅行先でカーシェアを使うのは6時間以内の移動においてのみ。具体的には、以下のようなカーシェアの使い方がおすすめです。

  • 午後の飛行機で現地に到着し、6時間以内の観光プランを組む
  • タクシーでは少し割高になる離れたレストランに食事へ行く

「カーシェアだけ」で旅行するのではなく、現地入りした1日目だけカーシェア、2日目以降でレンタカー、と使い分けるとお得です。特に午後便で到着した1日目はつい時間に余裕を持て余しがちでもったいない。それは従来レンタカーしか移動手段がなかったからです。カーシェアがあれば、スキマ時間を埋めて行動範囲を広げることができます。

カーシェアでは「距離料金」が、レンタカーでは「ガソリン代」がかかる

MAZDA CX-5へ給油(セルフガソリンスタンド)

カーシェアとレンタカーの大きな違いは料金形態です。カーシェアでは時間料金の他に「距離料金」という形で走った分だけ金額が請求され、その代わりにガソリン代がかからない仕組みになっています。逆にレンタカーでは「ガソリン満タン返し」が慣例で、ガソリンを入れ忘れると料金が上乗せされます。

  • カーシェア⇒距離料金(16円/km)
  • レンタカー⇒ガソリン代(約140円/L)

ただ、タイムズカープラスでは6時間未満の利用だと距離料金がかからないため、より短時間利用でお得度が増す仕組みになっています。

6時間 12時間 24時間
カーシェア
(ベーシック)
4,020円 6,690円+距離料金 8,230円+距離料金
レンタカー
(C-2:会員)
5,184円+ガソリン代 6,220円+ガソリン代 7,344円+ガソリン代

6時間未満の利用であれば、「カーシェアがお得」であることは間違いありませんが、逆にそれ以上になると使い方によって曖昧になってきます(必ずしもレンタカーがお得であるわけではない)。

しかし基本料金はこの時点でレンタカーに軍配があがるため、よほど計画的にプランを組まない限り「カーシェア」という選択肢はありません。

ちなみに距離料金が一切かからない「e-シェアモビ」という日産が提供するカーシェアもあります。14都道府県、主要都市にステーションが設置されているため予約が空いていていれば、e-シェアモビでその都市周辺を巡るのも悪くないでしょう。

e-シェアモビとタイムズカープラス、オリックスカーシェア、カレコの料金比較

距離料金がかからず、6時間パックも各社と比較して安いため非常におすすめです。しかし予約が取りにくい・車両数が少ないというデメリットもあり、前々から予約しておく必要があります。そうしたストレスを感じたくない方は、「どこにでもある」ことで定評のタイムズカープラス、あるいはレンタカーが無難の選択と言えるでしょう。

「旅行=レンタカー」の時代は古い!カーシェアでスキマ時間を埋める

タイムズ安里1丁目ステーションのフィット

沖縄県タイムズ安里1丁目ステーション

例えば北海道や沖縄などの観光都市ではレンタカーが特需です。実際私が大学生の頃、沖縄での現地移動はレンタカーでするものだと思い込んでいました。しかしカーシェアを活用・併用することで、このように行動範囲を広げることができます。

決して、レンタカーが不要論であるわけではありませんが、思い込みからレンタカーを1日多く契約してしまうのは非常にもったいないこと。各社、空港にカーシェアのステーションを設置するところも増え、JALなどの航空会社と提携している会社もあります。今後はレンタカーのように旅行パックとして販売される可能性も考えられます。

カーシェアとは話がブレますが海外に目を向ければ、Uberなどシェアリングサービスの発展が凄まじいですよね。常にアンテナを張り好奇心を持って色々な移動手段を試してみるのもおもしろいですよ。